セラミック焙煎器でコーヒー焙煎を始めて5年半が経ちました。
家庭用のガスコンロで、50gほどのコーヒー豆を焙煎する、いわゆる焙烙(ほうろく)といわれるような焙煎器具を使って焙煎をしている人はほとんどいません。
巷にはフジローヤルやプロバットといった業務用の焙煎機を使った焙煎のプロの焙煎士がわんさかいます。
焙煎豆屋さんもどんどん増えている印象です。
でも、セラミック焙煎器具を使った焙煎の、いわゆる専門家はいません。
師匠や先生と呼べる人がいません。
目の前に道がありません。
また、大事な点ですが、セラミック焙煎器で焙煎した豆といわゆる業務用の焙煎機で焙煎した豆では、コーヒーの味のトーンがかなり違います。
同じ温度で焙煎するとしても、土鍋とガス炊飯器と電気炊飯器でいくらか味が異なるように、セラミックを使ったコーヒー焙煎も、業務用の焙煎機を使ったものと比べるとコーヒー豆の熱の入り方が違うのでコーヒーの味も異なります。
そして自分はセラミック焙煎器具で焙煎したコーヒーの味が好きです。
(どっちが優れているのかという話ではありません。単に好みの問題です。)
だとすれば、セラミック焙煎器による焙煎の道を、目の前を誰も歩いてない道だとしても、そこを自分で切り開いていくしかありません。
自分でつくっていくしかありません。
一方で、それは所詮、コーヒー焙煎の話。
何か切羽詰まっているというものでもありません。
楽しみながらそれをやっていきます。
とすれば、業務用焙煎機の焙煎理論を学び、それらをセラミック焙煎器具に取り入れ、応用していくというプロセスを突き進むに他なりません。
自分はいろんなものについて、なぜかメジャーではない方向に進むことが多いです。
そしてコーヒーについても、なぜかメジャーではない、マイナーでマニアックな方面に来てしまいました。
「コーヒーについてもか」と気が遠くなりかけますが、それでも自分の好きなコーヒーとその味を探求すべく、楽しんでいくことはやめられません。
セラミック焙煎の道を歩んでいると、アントニオ猪木さんの詩が頭に浮かびます。
この道を行けば
どうなるものか
危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
踏み出せば
その一足が道となり
その一足が道となる
迷わず行けよ
行けばわかるさ
ということで、セラミック焙煎の探求の道をワクワクしながら続けています。
コメントをお書きください