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【はじめましてコーヒー シリーズ Vol.115】 「ベトナム ダクラク ロブスタ ナチュラル」 中浅、中、中深煎り

「珍しい、ロブスタ種のシングル」

 

ベトナムを回ったときに驚いたのは、ロブスタ種であってもブレンドではなくシングルでも提供しているカフェや焙煎豆屋さんが、少しはあること。

さすがロブスタ種の国、ベトナム。

 

一般的にスペシャルティコーヒーはアラビカ種とされ、ロブスタ種は缶コーヒーや一部ブレンド、エスプレッソに一部、そしてエナジードリンクなどのカフェイン抽出用として使用されることがほとんどですが、ベトナムからすれば、「いやいや、ロブスタ種もシングルで美味いのがあるんだぜ」ということなんでしょう。

 

最近はシングルで美味しいロブスタ種を「ファインロブスタ」と呼ぶことがありますが、スペシャルティコーヒーと同様、明確な定義があるかどうかは怪しいところです。

 

前置きが長くなりましたが、今回の豆はベトナム中部の山の方、ダクラクと呼ばれる地区の豆。

栽培地の標高も500mと、それほど高くないところは、さすがロブスタ種です。

 

さてお味の方は。

 

中浅から中深まで通して、クリアなコーヒーの印象。意外。

アラビカ種全般と比べても、なかなかしっかりしたクリアさ。

 

中煎りでは、そのクリアな中にローストアーモンド感の旨味。

そして中煎りですでに、ロブ特有の苦味が少し。

ロブの苦味はアラビカと比べ特徴的です。

でもいい豆だけに、ロブのその苦味も上質な感じ。

あと口でも、口の中にロブの苦味の余韻が続きます。

 

中深煎りでは、もちろんそのロブの苦味がよりしっかり。

しっかりなのでローストアーモンド感がその後ろに少し隠れます。

 

中浅煎りでは、ロブの苦味が出ず、またロブだからか酸味も出ず、中煎りくらいの印象で、そこにローストアーモンド感。

「コロンビアのおとなしいアラビカ種のコーヒー」と言われても分からないくらいかも。

ファインロブスタと言ってもいいんじゃないか。

 

ロブの苦味がどれくらい欲しいかの好みによって焙煎度の深さを調整する感じでしょうか。

 

ということで、シングルでも十分に楽しめるロブスタ種のコーヒーでした。

ときにはロブスタ種も、ぜひ。