「ゲイシャ種の難しさ」
※写真は2種類のみですが、時期を違えてもう1種類、飲んでいます。
マラウィは、アフリカ大陸の南東部。タンザニアの南。
2022年の世界コーヒー豆生産量ランキングで37位。8,880tで世界の0.1%を生産。希少な豆です。
そして、ゲイシャ種。
ゲイシャ種といえば、J-POP界に突如現われた歌姫、宇多田ヒカルのように彗星の如く、2004年、パナマの品評会にて突如として頭角を現わした品種。
それまでのコーヒーとは全く違う傾向の味ということもあり、それが好まれ、一躍、高額で取引きされる豆に。
ゲイシャ種の起源はエチオピアのゲシャ村。
そして今回は、パナマでもエチオピアでもなく、マラウィの豆。
さて、お味の方は。
ゲイシャといえばオレンジ系フレーバー。
この豆はオレンジというよりもグレープフルーツ、あるいはレモンのような、強めの柑橘系フレーバー。
それが中煎りのみならず、中深煎りでもなおしっかりと残ってます。
中挽きくらいだと中深煎りですら残る、強い柑橘系フレーバー。
強い柑橘系フレーバーと深めの苦味やコクとは、ちょっと合いにくい感じ。
なので2回目は思い切って粗く挽くと、柑橘系もまろやかになり、ほどよい感じに。
中煎りでは、ほどよく残る柑橘系フレーバーのお茶感コーヒー。まるで浅煎りか中浅煎りくらいの感じ。
中深煎りでは、柑橘系フレーバーはほどよく抑えられ、粗挽きなので苦味も少ない感じで、バランスのいいコーヒーに。
中浅煎りでは、強い柑橘系フレーバーは抑えられず。
ゲイシャ種は強い柑橘系フレーバーなので、浅煎り系好きの方に向いている、というのは今回も同じ感想。
深煎り系が好きな方には、粗挽きにしたり、サッと落とせるドリッパー、ペーパーを使うなど、飲み方に少し工夫が要りそうです。
とはいえ、過去に飲んだエチオピアやパナマのゲイシャ種と異なり、深く煎ってもここまで柑橘系が残る豆は初めて。
ゲイシャ種にもいろいろあるようです。
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